エコカラットの耐久性と適切な扱い方について
エコカラットは室内で使用する壁用タイルの一種で、製造の過程で形成された微小の穴による湿気の吸収作用で室内環境を一定に保つ特徴があります。室温によって湿気の吸収と排出を繰り返すので、常に快適な状態を保つことが可能です。また、エコカラットは表面に僅かな凹凸があることから照明によって特有の陰影が浮かびます。そのため、装飾品として用いられるケースもあります。
エコカラットはセラミックで作られているので軽量で扱い易く、一般的なタイルよりも長持ちするのが利点です。その一方で環境によっては劣化が促進されてしまうので注意が必要です。特に浴室や台所など、極端に湿度が高く温度変化が激しい部屋での使用は吸湿性が大きく低下してしまうので避けます。また、紫外線に晒されることで色落ちやひび割れなどが生じることもあるので、カーテンなどで日光を遮る工夫も必要になります。
エコカラットは外部からの強い衝撃に弱く、破損の原因になるので画鋲などの使用は避けます。また、粘着テープなどの糊の成分や汚れなどでタイルの穴が塞がれると吸湿性が落ちてしまうので注意します。清掃の際はタイルの表面が摩擦で擦り減らないように丁寧に作業を行い、洗剤の使用も最小限に留めるように心がけます。破損したタイルはそのまま放置すると下地の壁材の損傷に繋がるので速やかに交換することが大切です。
交換作業は隙間ができないように専門業者に依頼するのが賢明な対処法です。
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