太陽光発電には、さまざまな装置が使われていますが、その一つにパワーコンディショナーがあります。パワーコンディショナーとは、直流電気を交流電気に変える働きをする装置であり、太陽光で発電された直流電気を家電製品が使えるように交流電気に変えるという重要な装置です。しかし精密な機械であるため故障することもよくあり、10~15年ほどで修理や交換をするのが普通です。太陽光発電に使用されるパネルについては、あまりメンテナンスの必要がありませんが、パワーコンディショナーについては、定期的なメンテナンスや、それに伴う費用が必要になると言えるでしょう。

パワーコンディショナーの価格に関しては、装置をそのまま交換するケースでは20万円ほど、そして一部だけ交換するケースでは5~10万円ほどかかるのが一般的です。この価格の違いは、装置そのものが使えなくなるか、または修理をすることで使えるようになるかの違いであり、装置の状態次第だと言えるでしょう。しかし装置の価格は将来的に安くなると予想できるので、つい最近になって太陽光発電を購入した場合であれば、10~15年後は今より安い価格での交換ができると言えます。さらに、太陽光発電の購入にあたっては、パワーコンディショナーの修理や交換についての保証が付いているケースもあるため、将来を考えて保証付きのものを購入するのもよいでしょう。

しかし保証制度が利用できるケースであっても、装置の交換には数万円ほどの費用が必要になります。