頂上を目指さない富士登山の楽しみ方

日本を象徴する世界遺産の山、富士山。

毎年、日本はもちろんのこと、世界中からも多くの登山客がその頂を目指して登山に訪れています。3776メートルと日本一の高さがあり、頂上まで登るのは難易度が高く装備などの準備も含めてかなりハードルが高いですが、頂上まで行かなくても楽しめることが富士登山の魅力です。富士登山は5合目から頂上を目指すのが一般的で、早朝に出発しても丸一日かかる初心者には厳しいものですが、逆に1合目から5合目を目指す登山なら往復でも6時間前後で行けるため、気軽な日帰り登山感覚で行くことができます。

富士山吉田口の1合目下にある標高1500メートルの「馬返し」から5合目まではおよそ900メートルで、5合目の標高2300との差が800メートルしかないため高山病にもなりにくく、初心者の練習用コースとしても使われています。このコースは、富士山信仰による富士登山が行われていたころからの史跡が多く残っていることが特徴です。

スタート地点には、お祓いによって身を清める「禊所」の碑があります。これは登山道に入ると「聖域」となるため、下界の汚れを落としていた場所で、脇には神社もあります。途中には過去に使われてきた古い山小屋や、神様の座る「御座石」など、説明の看板もあるので、登山の歴史を肌で感じることができます。また、クサボタンやヤマハハコなど、日常では出会うことのできない植物なども見ることができます。

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